11回目の講義のテーマは、「組織としてのリスクマネジメント体制②」について。
医療の質とTQM、QC活動についてお話しいたしました。
医療の質については、私が大学院時代からの研究テーマでもあり、如何に医療の質と経営の質の2つをまわしていくか。医療機関、特に病院においては、この仕組みを考えることが重要で、講演のたびに触れさせていただいております。
今回の講義は、学部生が対象のため、QC7つ道具の基礎として、グラフ作成などの基礎的なところにも焦点あてましたが、実は国家資格をとって現場で働く医療者の中には、案外グラフが作れない人も少なくないという事実。
医療者でも最低限、ワード、エクセル、パワポは使えないと今後は厳しいということ。もっと広めていかないとと思います。
<目次>
・医療の質とTQM
・QC7つ道具の使い方
<今回取り上げた事>
・医療の質の定義
・医療の質の評価①「Structure-Process-Outcome」
・医療の質の評価②「機能面からの評価」
・医療を評価する立場
・医療の構成要素と評価
・患者視点の医療の質評価について
・医療の質を組織(病院)レベルで評価する
・TQMについて
・TQMのおさえるべきキーワード
・①理念とビジョン
・②方針管理、日常管理、機能別管理
・③5Sと3現主義
・④PDCAサイクル
・⑤目標管理
・⑥標準・手順
・⑦事実に基づく管理
・⑧QC活動・TQC活動
・QC7つ道具
・新QC7つ道具
・特性要因図の作り方
・ヒストグラムの作り方
・散布図の作り方