10回目の講義のテーマは、「大規模災害等の危機管理」について。
災害大国ニッポン、という言葉がメディアで流れることもあるぐらいに、自然災害が多い日本ですが、それに対して指をくわえて待っているわけにもいきません。
病院としては、地域の住民の方々の安全と安心を確保すべく、自然災害に対してそれ相応の準備といざ発生したときの迅速な行動が求められます。その意味でも、しっかりと知識とノウハウを取得すること。
今回は、地震だけでなく、この度のコロナに絡めて感染症についても取り上げました。
医療機関におけるBCP策定。今後はますます必要性が問われるだろうなー
<目次>
・組織外部のリスク、地震・自然災害と感染症
・医療機関における事業継続計画(BCP)
・災害時の医療対応
・パンデミック時の医療対応
<今回取り上げた事>
・組織外部のリスク
・組織外部のリスクの特徴
・自然災害の定義・種類
・災害時に発生する事象
・国内における自然災害(地震)による影響と教訓
・感染症の定義・感染経路・分類
・現在の世界の感染症危険レベル
・パンデミックとは
・パンデミックによる社会への影響
・感染症によるリスクの整理
・事業継続計画(BCP)
・医療機関におけるBCPの概念
・BCPの策定手順
・実際のBCPを見てみよう
・災害医療
・災害サイクルからみた災害医療
・災害派遣医療チーム(DMAT)について
・DMATの活動事例
・DMAT創設と災害医療体制の経緯
・日本医師会災害医療チーム(JMAT)
・災害支援チームにおける検査技師の役割
・災害時に必要とされる臨床検査
・新型コロナウイルス感染症の流行と病院への影響
・新型コロナウイルス流行による外部環境の変化
・陽性患者数
・外部環境「Political,Economic,Society,Technology」の変化
・民間病院におけるコロナ対応の事例