今回は、「医療機関で働くコミュニティナースの可能性」と題して、大井田病院の中野知美さんよりお話しいただきました。
コミュニティナースってなに?という疑問を多くの方は持っているかもしれません。そんな疑問に答える会で、多くの病院関係者にも聞いてほしい内容でした。
現在、国を挙げても医療が地域へ出ていく仕組み作りが進んでいますが、ある意味でその最前線で活躍するのがコミュニティナースです。もちろん、制度的な話をしてしまえば、地域の保健所や保健師さんがいるわけですが、制度の縛りをこえてフレキシブルに動けるかと言うとそういうわけではありません。
その意味でも、比較的自由に地域をまわり、地域の方々(患者さんだけでなく)をみてわる存在として、コミュニティナースという方々が重要なんだと感じています。
病院経営の視点からすると、1人分の人件費を確保し、それが組織の売上に結びつくのか?という話がでてくることも想像されますが、痒いところに手が届き、地域との関係づくりをしていくという意味では、コミュニティナースは顧客である患者さんに直接働きかける営業ととらえることもできます。戦略的にも、おもしろい取り組みかと思うので、まちづくりや地域づくりにコミットしたい病院では、是非一度検討してみても良いのではないかと感じました。
ということで、今回もおもしろいお話をお聞きすることができました。
次回は、事務長インタビュー第一弾を予定しています。こうご期待。