今回は本団体の共同ファウンダーの重見さんより産婦人科オンラインと遠隔医療についてお話しがありました。
産婦人科オンラインは、妊産婦さんたちが、医療者によるオンライン相談が受けれるサービスです。既に多くの企業や自治体において導入されており、今後の産前産後ケアにおいても、とても重要な立ち位置になっております。
そんなとてもおもしろい取り組みについて、私からは、以下のようなご質問をさせていただきました。
1.自治体へのサービス提供に対して、自治体から産婦人科オンラインに対する評価は?
これについては、やはり何よりも地域における「妊娠、子育ての安心」に繋がるということが、自治体としてのサービス導入の要因になっているようです。その地域にお住まいの方であれば、無料で使えるサービスとして、いわゆる公共サービスの立て付けで使うことができるということです。これは今後の医療やヘルスケア分野のサービスの在り方としては、とても理想的な形ではないかなと感じています。
2.サービス導入に伴い、自治体の中での政策評価での位置づけは?
これについては、今後の展開に期待がされるところのようです。最近では、明石市のように、Childrenファーストな政策を進める自治体も現われ、それが目に見える形で街の発展に繋がっています。これは、単に子どもに対する政策効果だけではなく、経済効果にも影響が認められるほどの地域も出てきています。おそらく今後は、そのようなところでは、こういったオンラインサービスの導入も、政策的な効果の見える化として、指標の1つとしてこういったサービスが導入されていることと思います。自治体がどのくらいのパフォーマンスをあげているのか、とても気になる分野です。
3.デジタル庁。更に子ども家庭庁という流れがあるなか、未来からの投影といういみで、産婦人科オンラインの代表である重見さんはどのような未来を描いているのか?
最後は、こんな形で少し難しい質問をさせていただきましたが、さすが重見代表で、とても明確なビジョンをお持ちでした。妊産婦やお母さんたち同士のピアサポートの重要性とそのネットワーク構築、そして、それを補完しいつでも繋がることができる医療者のコミュニティ。政界ではデジタル庁やら子ども家庭庁やらといった議論が進んできている一方で、確りと現場を理解し、エビデンスを蓄積し、未来を見据えた、というか未来を作っていくための、とても素晴らしい考えだなーと感心しました。
私ももう少し頑張らないとと自分への鼓舞とともに(笑)
そんなことで、NPHLは定期的に、公衆衛生上の課題と解決策について、議論をしていきたいと思います!
そろそろ、このコミュニティもオープンにしていく予定ですので、こうご期待。