月1回のNext Public Health Labのオンラインセミナー。今回は神戸が講師役でした。
テーマは、「障害福祉領域における社会起業と政策提言」と題して、私が代表を務めるNPO法人エムアクトの「オストメイトなびプロジェクト」についてお話ししました。
目次はこんな内容です。
・はじめに
・オストメイトが抱える課題とソリューション
・オストメイトなびプロジェクト
・これまでの働きかけとこれからの働きかけ
・おわりに
オストメイトが抱える課題とソリューションの整理としては、「疾患管理とセルフケア」と「人や社会との関わり」という軸で分け、各課題に対して、既に取られている策をソリューションという形で整理しました。また、提供主体とその策に対する金銭的対価についても言及しています。
そして、これらの課題の中において、オストメイトなびプロジェクトでは、まずオストメイトの安心した外出環境を整備すべく、オストメイト対応トイレの検索を支援するソリューションを提案しています。
具体的には、オストメイトに特化したスマホのアプリケーションです。
現在では、その機能も拡充され、トイレ検索だけでなく、下記機能も実装済みです。
・ストーマ外来設置医療機関を探す
・ストーマ装具取扱店舗を探す
・電子版患者情報カード
・新規トイレ情報の投稿
・相談会・セミナー情報の配信
・7か国語対応
そんなことで、現在のダウンロード数とトイレ登録件数はこんな感じです。
そして、この2月にはいよいよ第4弾の新機能実装の予定で、それが「障碍者給付」情報の配信です。
現在、自治体ごとに障碍者給付の金額や対象品目が異なります。これを見えるかするという機能です。はたしてどんな形で使っていただけると、今から楽しみです。
そんなことで、本日の内容の最後には、行政学におけるサードセクターの位置づけとNPOについても触れさせていただき、政策提言活動の重要性について言及しました。
ということで、引き続き、オストメイトなびプロジェクトを盛り上げていきたいと思います。
追伸
Next Public Health Labもそろそろ外交的活動を始めようと思います。こうご期待。