本日は、東京都医師会(都医)よりお役目をいただいている医療情報検討委員会の会議でした。
色々な繋がりから2017年から、都医での委員会メンバーとしてお声掛けいただき、気づけば2021年なので、4年がもうすぐ経つのかなーと思っています。
今回は少しだけ医師会のお話をしたいと思います。
皆さんは医師会と聞いてどのような組織を思い浮かべますか。最近のコロナ流行下の中でもちょくちょくメディアでも取り上げられています。また、政治の話の中でも名前が挙がることがあるかなと思います。
私の周りでも、医療者、非医療者に関わらずネガティブな印象を持つ方もけっこういて、受け取り方はひとそれぞれだなーと感じております。ちなみに歴史から言えばとても高圧的な団体だった時代もあり、当時の記録が残っています。ちなみに、もちろん私は医師会の活動支援組なので、総じてポジティブです。(イノベ推進派ではありますがw)
さて、組織の視点から医師会を解けば、いわゆる業団体の1つが医師会です。つまり、医師という業種の団体です。なので、国家試験を通った医師が所属する団体ということで、その役割は医療が安全で安心で公平で倫理的でという具合に、正しいものであるために活動する団体ということになります。
正式な、目的は下記をご覧ください。
⇒日本医師会綱領
で、医師会の興味深い仕組みとしては、日本医師会と地区医師会という整理の仕方があることです。これは医師会だけでなく他の医療系業団体でも認められますが、医師会で言えば、日本医師会があり、都道府県医師会があり、群市区医師会があります。そして、それらの医師会毎に役員がおり、委員会が存在します。
日本医師会においては、日本全体の医療に関連した活動を行い、都道府県医師会であれば、都道府県レベルの医療に関連した活動を行います。そして群市区医師会であれば、例えば市のレベルの活動を行います。もちろん、各階層において、連携しているため、もう少し複雑な関係性があったりもするのですが、わかりやすく言えばこんな感じです。ちなみに、日本医師会と地区医師会の関係性は、上下関係ではなく、代表制という関係性で、選挙で日本医師会の役員が選ばれる仕組みです。全国にいる医師会員の代議員が投票します。(興味ある方はこちらもどうぞ⇒https://www.med.or.jp/nichiionline/article/009461.html)
で、私自身は、現在は東京都医師会の活動において、委員会メンバーとしてお手伝いをさせていただいております。これは、東京都における医療情報の在り方、ICTネットワークの構想、オンライン診療やAI、PHRなどについて、どのようにあるべきかを医師会として考えていく活動となります。
現在は、コロナにて平時とは異なった医療の仕組みを考えるべき時期でもあり、そのような視点をもって、医療ICTがどうあるべきが考えています。
オンライン診療がコロナにより特例的に解禁されているなか、今後どうなっていくべきなのか。AIや5Gが進んでいく世の中において、医療情報をどのように個人情報として落としていくべきか。まだ課題は色々ありますが、情報収集と情報発信を引き続きしていきたいと思います。